主の隠れ部屋 【20年貯蔵亀の翁】

平成18年2月某日。久須美酒造の後援団体の県内役員の新年会が長岡にて開かれる。久須美社長、専務に後援団体全国の会長も神奈川よりお越しになり和やかにそして賑やかに行われました。本来ならば私は役員ではないのですが専務様からお声がけをいただき、二つ返事で参加。まず皆が持ち寄った酒を目隠しでブラインドテイスティングをする一瞬緊張感が漂ったが私が○をつけた酒は亀の翁と亀の尾でホッとひと安心、いざ乾杯というところでサプライズが!噂には聞いていたが蔵の裏山の横穴に寝かしておいた亀の翁20年貯蔵が乾杯酒として登場。大地震で崩れた裏山から後にも先にもこの時にしかないというタイミングで掘り起こしまさにハイパーレスキュー。つや消しの黒の瓶が明かりにあてるとビロードのように七色に輝きを放つ。開栓を皆緊張の面持ちでみていざグラスへ、想像したものと全然違い色はわずかに黄みがかっているだけ、で香りは全く嫌味のない芳しい熟成香が、いよいよ口の中にその長い間眠っていた液体をすべらせる。少し入れただけなのに口いっぱいに広がる香ばしい味わいと深い神秘的な余韻はまさに時空を超えた仙人にでもなったような至福のひと時でした。誰かがもしこれを発売したら100万は超える値がつくかもという言葉にうなずいてしまう。来て良かった。ひとしきりその他、亀の翁、亀の尾(昨年は地震の為醸造できなかった)を堪能して会は盛会のうちに終了。心地よい酔いで電車に身を預け柏崎へ向かっていると、そこに携帯に電話が「三井田さん、社長のブーツを間違って履いているよ」の一言。ガビーン(T_T)/~~~酔いが一気に覚めた。
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