熟成酒・主秘蔵酒
日本酒は長く置くと味も香りも落ちるから、新鮮なものにかぎる、それが大方の常識ですが、実は日本酒には消費期限というものはありません。歴史を遡れば日本酒の世界でもヴィンテージワインやウィスキー同様に長い熟成の時を経た「古酒」が珍重されてきたのである。例えば、鎌倉時代日蓮上人の手紙には≪人の血を絞るが如くなる古酒≫と古酒の記述があり、江戸時代の食に関する辞典『本朝食鑑』に古酒の造り方に触れた上でこう書いている。![]()
≪その三、四、五年を経た酒は味が濃く、香りが美くてもっとも佳なり。六、七年から十年になるものは、味は薄く、気は厚め、色は深濃で、異香があって尚佳なり≫また江戸時代の川柳集には≪三年酒、下戸の苦しむ 口あたり≫と下戸でも古酒の口あたりのよさについ飲み過してしまう姿を笑ったもの風刺しています。
只、明治期に入り酒税で日清・日露の戦費を賄う必要があり古酒という贅沢なことはできず、そして敗戦後は高度成長期の「ひたすら酔う」味より量が主眼になり自然に消えていきました。最近その古酒がにわかに注目され密かなブームを呼んでいます。
◇古酒のタイプ
【濃熟型】純米酒や本醸造を常温で熟成させるもの。変化が大きく、年を経るごとに、赤みを帯びた濃い褐色を示すのが特徴で濃純でまろやかな酒になる
【淡熟型】米を良く磨き、良質な水で醸した吟醸酒以上の高品質の酒を低温で貯蔵熟成させる。劇的変化は少ないが、本来の形を保ちながらゆっくり味に深みが増す
◇古酒は体にやさしい酒
新酒に比べ熟成を経た酒はアルコールと水の分子が完全に融合して一体化する。そのため内臓の粘膜への刺激も少なく、かつ体内に吸収されてからの分解度も早く、多少飲みすぎても宿酔いしにくい(但し限度をわきまえて飲むことが肝要)
◇料理との相性
一般の清酒よりも多様な料理に合う点でも優れていますが、特に濃い味付けの料理や肉を中心とした洋食、中華などの脂っこい料理によく馴染みます
◇自分だけのヴィンテージ古酒を作り出す楽しみ
結婚をした年や子供が産まれた年、何かの記念の年に造られた酒をその思い出の日の新聞で酒をくるんでおけば、その来たるべき時に明けた時にタイムカプセルのように思いでも一緒に蘇り感動が訪れることでしょう。酒は生酒だけは避け、火入れ殺菌した高品質の酒質なら押入れなどの光が当たらない冷暗所で充分に寝かせても充分です。貴方だけの秘蔵酒の為のお酒選びますお気軽にご相談下さい。
越の誉 純米大吟醸 8年熟成 もろはく

このお酒は、日本酒の熟成過程から生まれた蔵元の秘蔵酒。それは創業文化11年(1814年)という長い歴史が育んだ賜物。最高の酒米「山田錦」を35%まで丁寧に磨き長期低温醗酵で醸した至極の純米大吟醸。そもそもこれで出荷しても充分なのにさらに8年間それも常温で熟成という常識を覆して販売されます。その様は蜂蜜のような輝く黄金色に、香味はバニラやチョコレート、香ばしいナッツのようなまろやかな且つ濃艶な深い味わいのお酒になりました。一口目はいつものお酒とは一線を画す味わいに驚く方もいますが、盃を重ねるに連れその深い余韻に病みつきになります。当店の地元柏崎から全国に誇る誉(ほまれ)です。
【製造元】原酒造(柏崎市)
【酒質】純米大吟醸 8年熟成
使用米/山田錦 精米歩合/35%
日本酒度/+1 酸度/1.15
アルコール度数/15.6
【価格】越の誉 純米大吟醸秘蔵酒 もろはく 720ml(送料別途)5,250円
余談:1972年(昭和47年)日本と中国が国交を結ぶ日中国交正常化の晩餐会にこの「もろはく」が乾杯酒として使用されました。
吉乃川 秘蔵酒 純米大吟醸 5年熟成
日本一の大河「信濃川」の伏流水と、東山連邦からの雪解け水が地中深くで交わり、蔵内の井戸から湧き出ている銘水「天下甘露泉」を仕込み水に使用し、酒造好適米の五百万石を磨き上げ、長期低温発酵にて醸し上げた純米大吟醸を-5℃の極低温で長期熟成させています。極一握りの吟醸酒だけが持ちえる神秘的でデリシャスな吟醸香、長期熟成の賜物ともいえる円みのある深い吟味が溶け合い、舌を転がるなめらかな感触の中に繊細で品格の高さを感じさせてくれる妙味です。
宝石箱のような化粧箱は、それだけ蔵のこの酒に対する想いを込めていることの表れ。
【製造元】吉乃川酒造(長岡市)
【酒質】純米大吟醸 5年熟成
使用米/五百万石 精米歩合/40%
日本酒度/+5 酸度/1.2
アルコール度数/17度
【価格】吉乃川 秘蔵酒 純米大吟醸 720ml(送料別途)5,250円
麒麟山 紅葉(もみじ) 3年熟成
3 年間静かに寝かせた円熟のうまみがさらなる日本酒の奥深さに誘う 。
麒麟山酒造自信の辛口大吟醸を3年間じっくり熟成させ1年1回紅葉が色づく秋出荷される、しっとりまろやかな紅葉は、 “旨み”たっぷりの脂が乗った秋・冬の食材との相性が抜群!
今季より新潟の新しい酒米〝越淡麗〟で造った大吟醸で造った〝紅葉〟はさらなる進化を遂げました。
【酒質】◆原料米/越淡麗 ◆精米歩合/50%
◆日本酒度/+3 ◆酸度/1.4
◆アミノ酸度/1.2 ◆アルコール/14度~15度
【価格】H23Y麒麟山 紅葉1.8L 6,300円(送料別途)
H23Y麒麟山 紅葉720ml 3,150円(送料別途)