ラ・ダム・ド・モンローズ 2019

メドックでも特に最高の立地とされる、ジロンド河のすぐ側に位置するシャトーに数えられる、シャトー・モンローズ。
かつては、同じサン・テステフに位置する人気シャトーカロン・セギュールの領地の一部だったこの土地は春になると丘一面にヒースの花が咲き乱れピンク色に染まっていたことから、“バラ色の山”(=モン・ローズ)と呼ばれるようになり、それがシャトーの名前となりました。
1896年~2006年まではシャルモリュ家が所有し一貫した家族経営で一時代を築き上げ、2006年以降はフランスのメディア王として知られるマルタン・ブイグ氏が買収。
シャトー・オー・ブリオンの元支配人ジャン・ベルナール・デルマス氏に続いて、ムートン・ロスチャイルド元社長のエルヴェ・ベルラン氏が支配人となり、大幅な投資を実施したことによりその品質はさらに向上しています。
ワインの特徴は「力強く長期熟成に向く」重厚な造り。
一時期(1970年代後半〜1980年代前半)軽いスタイルに変わったことはあったものの、80年代後半以降は常に「サン・テステフのラトゥール」と呼ばれるほど濃厚で力強い長期熟成型のワインを造り、愛好家たちの心を掴んできました。
そのクオリティに関しては、ロバート・パーカー氏も「格付けが見直されることがあれば、モンローズはメドックの一級に格付けされるかもしれない。」(『ボルドー第四版』より)と賞賛するほど。
ヴィンテージに左右されない安定感と重厚なスタイルが昔風のクラレット(ボルドーワイン)ということで、特にボルドーワイン好きとして名高いイギリス人からの評価が高いシャトーとして知られています。
こちらのラ・ダム・ド・モンローズ(モンローズの貴婦人)と名付けられたこのワインは、モンローズのセカンドラベル。
1986年からリリースされており、1944年から1960年までシャトーの経営を一手に担っていたイヴォンヌ・シャルモリュー女史へのオマージュとして名づけられています。
ファーストラベルと同様の畑、醸造法で仕込まれるほか、ファーストが新樽比率60%で18ヵ月熟成されるのに対し、セカンドワインのラ・ダム・ド・モンローズは新樽比率30%で12ヵ月熟成されます。
メルロ比率がファーストラベルより高いのも特徴で、生産量もファーストの約半分という稀少なワインです。

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商品番号:la-dame-de-montrose

ラ・ダム・ド・モンローズ 2019

ラ・ダム・ド・モンローズ 2019
在庫状態:売り切れ
¥9,350
  • その他
  • レビュー
  • 生産地域 : ボルドー地方サン・テステフ
  • 格付け : ACサン・テステフ
  • 色/タイプ/容量 : 赤/フルボディ/750ml
  • 葡萄品種 : メルロー、カベルネソーヴィニヨン
  • 生産者 : シャトー・モンローズ