神のご加護

コロナが一番収まりかけた9月下旬に、遅い夏休みを取り、妻と京都へ行ってきました。約10年前頃かな、今はこの業界にいない京都通の先輩の引率で楽しい思い出深い京都旅行だったのでまた行きたいと常々思っていて、本当は2020年5月GW明けに宿を予約したのですが、未知のウィルスのコロナのおかげで泣く泣くキャンセル、ようやく2年越しの京都旅行が実現。天気と運にも恵まれまたその時に行けなかった観光地や国宝もめぐる事ができてさらに思い出深いものでした。

京都といえば、酒の神様が祭られている松尾大社があり酒屋者として避けては通れず前回同様必須のお参り、先回よりも長い時間と奥まで散策し、コロナで苦難の連続である商いの上昇を強く祈願してきました。

それから1ヶ月過ぎたある日、東京の全く初めてのお寺から電話があり、ご住職が亡くなられ生前愛飲していた久須美酒造のお酒を法要でお世話になった方にお配りしたいと、清泉越淡麗、亀の翁合わせて48本のご注文いただきました。思い起こせば松尾の神様が仏様をご紹介いただいたような尊いご縁に気分が落ち込んでいた10月に勇気付けられる思いでした。