ル・メドック・ド・コス
スーパーセカンドの筆頭が手掛ける「手の届くコス・デストゥルネル」
スーパーセカンドの筆頭コス・デストゥルネル。その歴史は、創始者であるルイ・ガスパール氏が「コス」と呼ばれていた、いくつかのブドウ畑を相続したことから始まります。革新者であり、商売の天才でもあったガスパール氏は、生産量の大部分をインドに輸出し、巨大な販売網を構築することに成功した逸材です。
インドで大成功を収め、「サン・テステフのマハラジャ(偉大な王)」となり、その象徴として、自らの醸造所にオリエンタル調のパゴダ(仏塔)を建立。現在でも彼の造ったパゴダは、西洋風シャトーが立ち並ぶメドックにおいて、異質の存在感を放っています。
1855年には、サン・テステフの中で1番となるメドック格付け第二級の称号を手にし、名声は一層大きくなります。2000年より経営権を引き継いだスイスの実業家ミシェル・レィビエ氏は、莫大な設備投資で発酵室や冷却システムを一新。シャトーを近代的施設に生まれ変わらせました。脈々と受け継ぐコス・デストゥルネルのDNAを継承しながら、革新的な醸造手法を取り入れてそのクオリティに磨きをかけ、名声を確固たるものとしています。
シャトーが位置するのはサン・テステフの南端。古い言葉で砂利の丘を意味する「コス」という丘の上で、ポイヤックの北境にある、メドック格付け第一級シャトー・ラフィット・ロスチャイルドを見下ろす絶好の立地にあります。シャトーが持つ畑は91haに広がっており、そのうちの60%を占める丘の上部は、表土の砂利層が厚く水捌けが良いのが特徴。カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に最適な土地です。そして、約40%を占める粘土質の多い丘の下部には、メルロが植えられています。
コス・デストゥルネルのスタイルをより気軽に、若いうちから楽しんでもらいたいというコンセプトのもとに造られた、このワインは色合いは深みのあるガーネット色。ブラックプラムやレッドチェリーの熟した果実のアロマとともに、新樽由来のほのかなバニラやシガーのニュアンスがエレガントな香りを演出しています。口当たりは丸みがあり、コス・デストゥルネルらしさを感じさせる上品で華やかなスタイル。芳醇な果実味の中に、スムースなタンニンが溶け込み、スパイシーな風味を纏った余韻が長く続きます。
※化粧箱・ラッピングのご希望の場合、別途料金がかかります。その際は改めて総額代金のご案内を返信致します。
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ル・メドック・ド・コス 2016
- その他
- レビュー
- 生産地域 : フランス・ボルドー地方メドック地区
- 格付け : AC.メドック
- 生産者 : シャトー・コス・デストゥルネル
- 色/タイプ/容量 : 赤/フルボディ/750ml
- 葡萄品種 : カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ